東京都内にて新築住宅建設予定地に埋炭工事を行いました。

この辺りは住宅が密集していて、なかなか良い土地が出ないようですが、偶然にも施主様がご希望されていた二世帯住宅を建てるのに適した土地が見つかったということです。

広さもあり、おそらく資金的にもかなりかかっているでしょうが、今は別々に暮らしている息子様ご夫婦にお子様が産まれたので、それも一因となって二世帯住宅に同居する決心をつけたようです。

　前もって土地を拝見したときに、思ったより静かで落ち着いた雰囲気で、とても良い感じを受けました。

　後ろの住宅の土地がこちらよりだいぶん高くなっていましたが、北から西北側に当たり、むしろそちら側が高くなっていることで土地に安定感が出ているような感じを受けました。南から東南側は道路になっていて、玄関もそちら側になりますので、日当たりもよく、良い住宅が建つことが想像できました。

　色々なところで土地を掘っていると、土の質も様々なものがあることがわかります。

　場所にもよりますが、住宅を取り壊しては建て替えを繰り返している土地は、もともとの土地に盛り土をしてあることが多いです。盛り土をする土の状態によっては、石が多かったり、廃材のようなものが混じっていることもあって、掘るのにとても苦労します。

　ここの土地は、上から下の方まで土質が変わらず、やや黒っぽい粘土質の土地でしたので、掘るのはそれほど大変ではありませんでした。おそらく土質も良いだろうという感じを受けました。

　耐震補強のため６m下まで何カ所か杭打ちをするということで、建築士さんに連絡して穴を掘る場所を決めました。建築の都合上、こちらの希望通りの場所に埋炭の穴掘りができない場合もありますので、事前に打ち合わせておく必要があります。その結果土地の左奥の隅に近い場所になりましたが、ちょうどご主人様の部屋になる場所だということなので良かったと思います。最近はリモートワークが定着して、ご主人様もご自宅で仕事をされることが多いようですので。

　まだ梅雨時だったので雨が続いていたのですが、前日の地鎮祭と、その翌日の埋炭工事の日は晴れて良い天気になりました。天意に感謝感謝です。

　施主様ご夫婦は、朝から工事が終わるまで時々様子を見にきてくださいました。

　そして最後には穴の中で炭を踏み固めるのを手伝っていただきました。

　施主様ご家族が、皆様ご健康で仲良くお過ごしになり、代々続いてご発展されていくことを心から祈念しております。